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 先の6月議会(平成24年6月定例会)では、いとも簡単に議員定数の削減が決定しました。市民感覚では議員の数は少なくても良い、その理由は「あまり役に立たない議員ならいないほうがましで、税金の無駄遣い」というような発想があって、確かにそのようにいわれても致し方のない面もあります。

 しかし、国、政府ですら地方分権の時代にあって、地方自治体の議会が有効に機能していない現実を改善する方向で議員定数の上限を撤廃したのですから、議員の数が少ないがゆえの諸問題が財政コストより優先すると判断したことになります。確かに地方自治が機能しなければ、お金の問題ではないのは当たり前で、地方分権の時代に行政と議会に委託した結果として多くの債務負担を残した現状では、自治体に税金の使い方を適切にする能力を備える手法として、多様な市民ニーズを反映する議員の定数を増加させざるを得ないことを認めたのです。

 龍ケ崎市に財政的な逼迫感がなければ、多くの議員を選出する必要は無かったかもしれません。しかし、ご承知のような財政状況にあり、議会もその責任の半分はあるのですから、龍ケ崎市に限って議員定数が少なくても良いとする考え方は的確ではないと思います。

 市民が選挙で議員を選出しており、前述の役に立たない議員なら削減してもというような論拠を考え合わせれば、しっかりとした議員の選出があってこそになりますから、一考の余地が十分にあると思います。

 本当に龍ケ崎市の行財政改革は今の議会のあり方で対応できるのか、この問題は議員が考えるのではなく、市民が考えなければならない問題なのです。なぜなら議員自体が利害関係者になるからです。慎重な自治体では議会ではなく、第三者によって検討をしているところもあります。


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