(大竹昇議員)
市民の皆さん,こんにちは。
このたびの一般質問は,今までサプラ周辺の商業集積のあり方について申し上げてきましたが,一向に経営計画が見えてこないばかりか,日増しに北竜台商業施設の環境が後退している状況を踏まえて,再度質問いたします。
まずは,EC(電子商取引)の時代を迎えて,サプラ周辺の商業集積の在り方についてと題して,C街区のケーヨーデイツー閉店の理由をお伺いする前に,北竜台地区の平成15年及び平成21年並びに平成31年の高齢化率と生産年齢人口の比率をお聞かせください。また,人口が最大となった年度及び人口数をお聞かせください。
次からは質問席から行います。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
ただいま,平成31年は高齢化率が26.3%というお答えをいただきました。非常にその北竜台地区が高齢化率,超高齢化社会に入っているというふうに思います。
また,その10年の歳月で生産人口,これが2,500人も減ったというお話も今聞かせていただきました。ここ10年で人口構成から見てもその北竜台の市場性が大きく変わっているということをこのデータからわかります。
そこで次に,今度は1986年の男女雇用機会均等法からおおよそ33年たちますが,全国レベルの統計で4大卒女子の割合や合計特殊出生率,婚姻数,未婚率及び平均結婚年齢の推移をわかる範囲でお答え願います。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
今,平成25年の女性の4年制大学への進学率が45.6%,そして男性が54%というお答えをいただきました。平均して49.9%ということでございます。非常にその進学率が男女接近しているというデータだと思います。
私が同じ統計のほうから引き出しましたけれども,1986年,昭和61年の男女雇用均等法が成立したときの4大制進学率は,女性の場合12.5%でした。ちなみに男性は34.2%であります。
この質問で,あとまた先ほど,合計特殊出生率,当市においての2012年は1.21というお答えをいただきました。それから,平均初婚年齢が高くなっていると,県の統計の中ではそのような形,恐らく当市においても平均初婚年齢は高くなっていると思われます。現在の当市の人口対策では残念ながら少子高齢化が進んでいて,なかなかそれがとまらない状況であります。
そういう中で,ちまたでサプラ周辺の商業集積はどうなっているのかなと,心配でならないと,サプラがなくなったらどうしようかというようなお声が聞かれているのが現状でございます。
そこで,ケーヨーデイツー新竜ヶ崎店の撤退についての質問に当たり,市内に所在するケーヨーデイツーと同種ホームセンター名及び面積をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
今龍ケ崎市には四つのホームセンターがあって,なおかつ,その中でトステム,ビバホーム,これが特出している。約1万4,000平米,売り場面積を持っているということで,ケーヨーデイツーはその7,454平米,ほぼそのビバホームが2倍の面積を持っているわけですね。そういう中で,その同じ5キロ圏内である中では非常に競争の中で厳しい状況にあったんだなということが想像できます。
そういう中で,加藤議員とも重複するところがありますけれども,ケーヨーデイツー新竜ヶ崎店の閉店理由及び今後のその後,出店見込みはどのような形になっているのかお聞かせ願えれば幸いです。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
採算がとれなければ当然退店する,また場合によっては違約金を払っても会社の存続のためには退店せざるを得ない,そういうのもよくわかるんですけれども,私は,行政のスタッフの皆さんにちょっと聞いてほしかったのは,その退店するまでにケーヨーデイツーはデイツーなりに一生懸命持続するのに頑張ってくる中で,ディベロッパーにその賃料の減免の申し立てを何回したのかとか,それからまた,あれだけ駐車場が広い中でもう少し集客を呼ぶほかのテナントを誘致するとか,いろいろ方法論がその中で申し立てがあったんだろうかとか,そういうその内容をちょっとお聞きしたかったんですよ。
そして,先ほどのお話の中では,ディベロッパーのほうが今ホームセンターを探しているというお話が出てきましたけれども,私から見れば,当然その7,000平米しかなくて,ジョイフル山新ができて,逆に言えば過当競争,面積がちょっと売り場面積が思ったより消費人口よりは多いというような状況にあるという図に私は想定できるんですよ。ですからその細かい情報を聞いてほしいと言ったんですけれども,それが聞けなかったという内容だと思いますけれども,そしてまたそのディベロッパーのほうはホームセンターと。これは恐らくホームセンターは私の経験から言うと入る人はいないと思います。それで,DIYという形で,do it yourselfというのが大体ふだん我々が考えている中で,先ほども統計が出たように高齢化率が26%を超えている北竜台,こういう中でDIYをやる人がいるというふうには考えられない。そういう中で,今後ディベロッパーのほうとも綿密な協議をしていただきたいというのがここで私が要望する次第でございます。
そして,次の質問に移ります。
AB街区のサプラの生鮮産品市場の閉店理由を聞く前に,いつ退店届けが出され,何月何日に退店したのか。また,入店が決まったわくわく広場は何をメーンに販売する業種なのか。その辺をお聞かせください。よろしくお願いします。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
私の質問がちょっと悪かったと思うんだけれども,テナントとディベロッパーの契約は,恐らくその退店するとか継続するというのは大体6カ月前に普通協議が始まるというのが我々業界の商業界でのほうの常識だということになっていますけれども,そういう中でその3月31日に契約が満了して,そして,3カ月半もたっている中で今度はそのわくわくのお店ができるという形は,かなりこのディベロッパー自体がテナントリーシングに怠慢であるなと感じております。それでなおかつ,生鮮市場なんですから八百屋さん,魚屋さん,肉屋さん,同時オープンするというような,そのような形のものが望ましいとは私が思うんですけれども,行政が経営をしているわけじゃないからね,そういう面では一生懸命お話をしてくれたと思うんですけれども,これからも細かく筑波都市整備株式会社に行かないとますますテナントがいなくなり,厳しい状況が続くというような感じしています。
そこで,サプラのキーテナント,イトーヨーカドーですが,食品部門のレジは活発的に動いていますが,2階のフロアは非常に閑散としています。私が思うに,生活者の消費スタイルが大きく変わっていることにショッピングセンターの対応がおくれていると,こう思っております。
1991年から1993年のバブル崩壊以降は地価の下落に伴い,団塊ジュニアの住宅取得とショッピングセンターの増加時期でありましたが,先ほどのデータの説明でもわかるように,少子高齢化,未婚・晩婚化現象や男女雇用機会均等法により働く女子はますます忙しくなり,買い物に時間を費やしたりブランドを身につけたりではなく,仕事や人間性に磨きをかけるというか,着心地のいいカジュアルファッションやファストファッションに移行していると思われています。
また,最近はシェアリング,レンタルなど所有しない傾向も広がっていると報道もされている,そのような中で,私自身,SCトレンド研究所の昨今の情報をちょっと調べさせてもらいましたら,ファッションの出店ランキングはAMERICAN HOLIC,それから西松屋,ファッションのしまむらなど,ロードサイドから大型SCに出店しているのが多くなりました。AMERICAN HOLICは内原のイオンモールにも出ています。
そういう中で,SCの機能を持続するのには一つは,前回もお話ししましたけれども,今日も柏のアリオの話が出ましたけれども,200店舗の専門店の時代であり,またその業態の一つとして,ファストファッションのお店がないとなかなか難しいと。そして,冒頭に言いましたけれども,BtoC,EC時代でもあります。
このような社会情勢の中で,筑波都市整備株式会社は今後店舗のリニューアルをどのように考えているか。筑波都市整備株式会社に確認した概要をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
今のお話だと,筑波都市整備株式会社は確かにそのEC時代を意識はしているんだけれども,それがお店のテナントさんを入れる,またテナントさんの業態,ゾーニングというものに対しての考え方が余りわかってはいないのかなという感じを受けました。昨日のお話でもなぜか空いている店舗をただ穴埋めしているような,そのような感じがとれまして,そういう面でリニューアル等々を考えていませんかということをお聞きしてくださいよと私言ったわけですけれども,その辺のことに対してもそのお話がなかったということで,少し残念でございます。
次に移ります。
D街区のそのトイザらスとケーズデンキに関してですが,ディベロッパーとの契約期間,企業の業績内容,売り上げ状況,当市店舗の経営戦略や今後の方針について,知り得る情報をお答えください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
困っちゃったですね。
普通,市民の立場から見ても,そのケーズデンキがね,たつのこモールまで出ていて,それでなおかつ,ここに2店舗が出ているわけですよね。恐らく競合対策ということもあるけれども,その市場性がなくなったらどちらかやめちゃうかというような企業の戦略も見えなくはないんですよね。だからそういう面でもう少し突っ込んで聞いてほしかったなというところが私の思いでございますけれども,ですから,場合によってはあと1年たつとケーズデンキがいなくなっちゃったということもあり得るぐらい,私はそういう面では危機感を持っていますよ。非常に北竜台の商業集積に対しての足の運びがかなり悪くなっているんで,一応行政は,もう前回もお話ししたようにいろいろとアクセスの問題とか,そういう面でコミュニティバスの問題とか,それから,行政のほうの窓口もつくっていただいたり一生懸命公共でバックアップしているんですけれども,そういう中で今の話だと本当にちょっとつらいですけれども,次の話に移ります。
ABCD全体のその街区のディベロッパー筑波都市整備株式会社は,今後,北竜台商業施設をどのような形で運営管理していくのか。これもまた聞き及んでいる範囲でその経営計画をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
前向きな答弁だな,年に一度か二度とかというのは。正直言って,先ほどもお話ししているように,私はここでディベロッパーがショッピングセンターを運営・管理していく中でのその一つの組織体として何をすべきかというのがちょっと見えていないんじゃないかなと思っているんですよ。イトーヨーカドーのチラシは本当にその週2回ぐらい出てきて,しっかりヨーカドーは出てくるんです。ただそのヨーカドーと専門店が合同でチラシを打つとか,そういう頻度がないんです。それで,私が思うのに,ヨーカドーを主体にして各お店の店長さんなどの合同の会議をやったり,販売戦略会議をやったりとか,きめ細かいそういうそのディベロッパーからヨーカドーの店長さんらにお願いしている,そのようなところを本当は聞き及んでいただければ,私は幸いだったなという形です。
そういう形を私要望していくということは,基本的には行政とヨーカドー,それからディベロッパー,場合によって専門店の代表とか,そういう形で,それこそその定期的な話し合いをしていかないと,恐らく今の状態では運営がなかなか難しくなってきて,で,正直言ってヨーカドーの2階の売り場は,日曜日歩いてもそんなにお客さんがいません。それは先ほど申したように,余り生活者のニーズに対応していないからだと思っています。
そこらを踏まえて,最後の質問になりますけれども,前回も申しましたが,筑波都市整備株式会社の平成28年度の決算内容は,利益剰余金が約28億円もあるんです。それでもう市長もご存じだと思いますけれども,昨年,Q'tだったかな,それとあと西武が入っていたクレオ,これを売却しているんですよ。そういう中では非常にその潤沢な資金を持っていると,私はそう思います。
そういう中で今後,中山市長,非常勤取締役として,公共性のある北竜台商業施設を持続可能にしていくには筑波都市整備株式会社に対してどのように手を差し伸べていくのか,その辺のことをお聞かせ願います。よろしくお願いします。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
最後に市長に,日本ショッピングセンターの2018年4月に発表された情報をお届けいたします。
2017年,SCの総売上高は32兆355億円ありました。百貨店は,1990年全盛期に12兆円の売り上げがありました。今現在,6兆円でございます。半分になっている。そして,EC市場規模は,2016年時点で15.1兆円であります。このように報告されています。
また,全国の統計の中で,75歳以上の方々は2010年の国勢調査よりお話しさせていただきますと,病院,診療所の入院または社会施設の入居者の割合が9.96%というデータが出ています。北竜台においても先ほどのお話の中からこのような状況が見えております。
そういう中で,商圏規模が小さくなっておりますので,広域商圏を狙ったSCに変わっていかなければ,商業集積を変わるような見直しをしていかなければならないと,私は思っております。そしてなおかつ,中山市長の力を大きくかりなければならないというのが恐らく筑波都市整備株式会社だと思います。私が思うのには,あの立地の北竜台公園,それから松葉6丁目の北側にある谷津田,蛇沼を含んだそういう中で大きな意味での広域を目指した地域観光化という形と商業施設のあり方という形のものの考え方を持っていかなければ,なかなか持続可能な商業施設を担っていくということは難しいんではないかと思っております。今日の中でも道の駅の話も出ておりましたけれども,先ほど,矢板を打ってこれから工事をやっていくという形になると,私から見れば生物多様性の保全ができない,そのような形で自然と人間の共生,自然と植物の共生がなかなか難しいところのコンセプトを崩していくというようなものを感じるので,場合によってはデーツーの後に道の駅か,またはまちの駅,そしてどきどき,JAがやっている。また,場合によっては土浦の市場のサテライト,そういうものとか,あとは,今国でもしっかり言っているお酒の特区,そういう課題でワインもあるし,どぶろくもあるし,なおかつ,地ビールの特区もあるし,いろいろそういう中で全体の流れの中でどういうふうに商業施設とマッチングした開発ができるかというような大きな視野でちょっと考えていただきたいということをご要望しまして,私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
【令和1年 第1回6月定例会】