(大竹昇議員)
市民の皆さん,こんにちは。
このたびの一般質問は,現代社会がAIやビッグデータ等新たな技術革新のもと,早いテンポで変化しております。このような環境のもとで,長期的視点に立っての市民霊園と農業文化公園との共生した事業が当市が抱えている少子高齢化問題や急速な人口減少問題に歯どめをかけ,まち・ひと・しごと創生として定住人口増,移住人口増,交流人口増となる施策を求めながら質問させていただきます。
そこで,茨城県知事は,現代社会に的確に対応し,県民一人ひとりが本県の輝く未来を信じられるような新しい茨城つくりに取り組む中で,地域区分の考え方として,地域づくりを効率的に推進する観点から,県内を五つの地域に区分しております。当市が属している県南地区は,世界有数な科学技術や霞ヶ浦,利根川など豊かな水源,はたまた縦横に走る鉄道や高速道路などのインフラのもと,豊かな自然と共生する潤いのある都市空間を形成していると,茨城県総合計画にうたわれております。なお,その中で,当市は,水郷稲敷田園ゾーンと常磐線メトロフロントゾーンに位置づけされております。
そこで質問です。茨城県が定めている水郷稲敷田園ゾーンと常磐線メトロフロントゾーンの位置づけに対応できる当市の業務都市や農業振興の核となり得る地区はどこであると考えていますか。
追加の質問は質問席から行います。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
今,ご説明を受けたとおり,まさに佐貫駅周辺,そして竜ヶ崎駅周辺を中心にまたその市全域が対象となるというお話でございますけれども,私から強いていえば,冒頭の二つの地区,龍ケ崎地区は,龍ケ崎市立地適正化計画の中で拠点都市として位置づけをされております。当然ながら,交通の便利さと隣接に広がる農地や山林が業務都市,農業振興に伴う観光地ばかりでなく中心市街地でもあり,地方創生推進地区の可能性も秘めていると私は思います。
そこで,今,広域行政の時代背景の中で,当市主導のもと,3市3町1村の有志議員で県南の未来を考える会を形成しております。公共の福祉の健全化を図るべき研究を重ねております。このような中で,隣接する牛久市は,第4次首都圏基本計画で業務核都市に指定されております。当市は土浦市とともに県南の雄として繁栄している観点から中核都市へと推進すべく,地方再生に向けての市民霊園と農業,養魚場,はたまた工業,商業,観光,レジャー等の産業の複合型農業文化公園との共生への開発を望むところでございます。
ご質問いたします。
日本全国で農業公園が幾つかありますが,その中でも大規模農園開発である大分県が設立した大分農業文化公園の設立趣旨をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
大分農業文化公園の設立趣旨は,農業の発見,それから参加,自然と親しむ癒やしの三つのテーマであるということがよくわかりました。そういう中で,大分農業文化公園の設立からの経緯経過,敷地,規模,総事業費と国からの支援額,来場者数,売上額及び雇用人数,正規職員数とパート数等々をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
よくわかりました。
120ヘクタールという大規模な規模の農業公園である,そしてまた,農業文化公園は文化面が非常に強いというような感触も受けました。そういう中で,来場者数やスタッフの数が私が思っていたよりは少ないと思います。そういうご説明を受けた上で,私自身が商業プランナーの時代に注目していた農業公園の一例を少し述べさせていただきます。
皆さんもご存じだと思いますけれども,茨城JAが今,どきどき直売所,これをつくっておりますけれども,茨城JAが三重県の伊賀市のモクモク手づくりファームを視察し,そういう中で,「どきどき」という言葉が生まれたという話も聞いています。そういう中で,モクモク手づくりファームのお話をさせていただきます。
1983年においしさ,安心,新鮮の3拍子そろった銘柄の豚,伊賀豚,これが誕生したときから始まったそうです。そして,1997年に農事組合法人伊賀銘柄豚振興組合を設立し,1992年に農林水産省から商品流通局長賞を受賞し,2005年には全国酒類コンクールにおいて地ビール部門にて第1位を受賞したと。また,2017年には第1回食育活動表彰ということで,消費安全局長賞も得たということで,数知れないほど受賞をしている会社でございます。
その事業概要は,農場の運営,米や野菜や果樹やシイタケなどを栽培しているそうです。そしてまた,農畜産加工場の運営もしているそうです。ハム,ソーセージ,地ビール,パン,菓子,豆腐なども生産している。また,農業公園の運営もしている。食学習施設を設けているそうです。そして,はたまた通信販売,ギフト販売や直営店販売店舗の運営にも携わり,飲食店の運営では,農場レストランを9店,ほか3店舗を経営しているそうです。
そのほか,貸し農園の運営等も行っているそうです。そういう形で第1次,第2次,第3次産業の運営形態をつくりながら,6次産業化ばかりでなく,なおかつ若手農業者の育成,そして農業公園や運営方法がインバウンド観光を含めた観光農園にもしているということで,10次産業の構築にもなっているそうです。
経営の概要を簡単に説明しますと,雇用人数は正社員130名,パート160名,アルバイト710名,年商は何と50億円だそうです。当市で話題になっている道の駅の客単価が大体1,000円でありますから,50億円を1,000円で割ると500万人というような形になっております。そのようにかなりの観光客やお客様,生活者が来ているというお話でございます。それから,規模でございますが,約14ヘクタールです。そして,これからもどんどん売り上げが上がれば,山林等を開発していくというお話をお伺いしました。
次に,茨城の隣の千葉県の話をちょっとします。千葉県のテーマパーク,アンデルセン公園です。昭和62年都市公園として開園し,平成30年の来店客数は何と78万2,493人です。規模は38.3ヘクタールとのことでございました。
ということで,大分農業文化公園,モクモク手づくりファーム,アンデルセン公園などをミックスした複合型農業文化公園と市民からの要望の高い市民霊園のコラボレーションによれば,間違いなく農業振興や自然環境の保護や生活環境の充実をもたらすと思われます。
そこで,次に,市民霊園の質問に移ります。
お墓とは,家族の今と先祖代々の生きてきたあかしを確認する場としての概念が継承されてきました。私もお盆,お彼岸のみならず,日常の出来事の報告に先祖のお参りをしておりますが,現代社会は核家族化,単独世帯化が進む中で,人間関係と意識の変化をもたらし,結婚観,夫婦観,親子観において多様な価値観が生じることから,生活者の墓,墓地に対する意識も急変しているのが現状であります。
そこで,ご質問します。
現在,市民の墓所に対する考えの変化をどう把握しているかお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
ありがとうございました。
当然ながら,市民のお墓に対しての変化をしっかりと把握し,将来の霊園のあり方の研究を重ねていっていただきたいと思っております。
平成28年3月,龍ケ崎市霊園基本構想の第2章に,社会的条件3のところで,死亡者の推移で,近隣市町6市2町の死亡者数の推移を打ち出しております。新規墓地需要数は,そういう中で,大阪府方式プラス高知市方式を採用し,2030年の必要墓所数は3,000基を基本とするとうたわれております。27年12月の当市への転入人口は2,469人です。昨年の茨城県常住人口調査から当市への転入の動向を見ますと,牛久市204人,取手市171人,稲敷市150人と,県内では近隣自治体からの転入が多い状況ですので,次の質問をいたします。
霊園におけるマーケットの広域化を考えた場合,河内町,利根町,稲敷市,牛久市,取手市ぐらいの市場を考慮すべきではないかと思われます。また,広域行政の時代背景の中で,公平で安定した墓所の供給をどのように考えているかお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
しっかりと広域化を図って設立した公営霊園の調査を要望いたします。
それでは次に,マーケットを広域化するためのルールを決める場合にはどのようなアプローチの仕方をしますか,お聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
再度申し上げます。これから広域行政間でのコンパクトな都市づくり,まちづくりのための一部広域組合事業等の合併のアクションを起こさなければならない環境下で,市民霊園のあり方も将来を見据えた広域化を考えなければなりません。部長の答弁にもありましたが,生活者の多様なる価値観を持つこの時代のお墓ニーズは,取得や維持の経費が安価であることが第一条件であります。そういう中で,最近,生活者は墓所の考え方で樹木葬,納骨堂,合葬式墓地を望む声が多いと言われております。このような状況を踏まえると,これからの霊園のあり方は,先ほどから申し上げております自然と人間の共生の中での市民霊園と複合型農業文化公園とのコラボレーションが望ましいと私は思われます。
そういう中で,中山市長の地方創生に向けての市民霊園を含む複合型農業文化公園に対するお考えをお聞かせください。
また,地域再生の施策は,就業の機会創生,経済基盤の強化,生活環境の整備の三本柱であります。自主的・自立的な地域の活力の取り組みとして,市民霊園を含む龍ケ崎市複合型農業文化公園の実現に向けて,産学官による龍ケ崎市霊園都市農業推進プロジェクトを立ち上げてはいかがでしょうか。この件についてもお聞かせください。よろしくお願い申し上げます。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
突然の私の質問で,その点ではちょっと霊園のスタンスのところで,まだまだすり寄せられないところがあるかもしれませんけれども,もう一つの事例を申し上げます。
横浜市の戸塚区に俣野公園管理センターというのがあるんです。これは敷地面積が11ヘクタール。そこの施設概要が管理センターとレストハウスと横浜薬大スタジアム。そしてバスケットコート,それと併設してメモリアルグリーンがあるんです。そのほか公園施設ですから多目的広場とか樹林広場とか遊戯広場とか,そして観光地になっておるので,大型バスの駐車場などがあります。そういう中で,これからも私自身もしっかり研究しますので,お互いにコミュニケーションをとりたいと思うんですけれども,アグリメモリアルパークグリーンのような,ちょっと横文字が長いけれども,そういうような形の霊園と併設した,そういう観光地になるようなこともこれから考えていけたらよろしいのではないかと思いまして,横浜市ですから,市長,お時間をちょっといただいて,しっかりと視察なんかをしながら龍ケ崎市に農業振興のみならず市民が喜ぶような新たな地方創生に向けての開発をお願いして,私からの質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
【令和1年 第3回12月定例会】