(大竹昇議員)
市民の皆さん、こんにちは。
このたびの一般質問は、超高齢社会における高齢者の健康長寿についての質問をいたします。
質問前に、内閣府の資料に基づいて少し説明させていただきます。
高齢化社会から現在の超高齢化社会に至る時系列は、1970年(昭和45年)に高齢化率7%に達し、日本の高齢化社会を迎え、1994年(平成6年)に14%を超え、高齢社会に突入し、1995年(平成7年)の時点で高齢化率14.6%を超え、2013年(平成25年)10月1日現在で高齢化率25.1%であり、超高齢社会になり現在に至っております。その理由の一つとして、1947年(昭和22年)、私が昭和20年に生まれたんですけれども、1947年から1949年のこの3年間に生まれた、いわゆる団塊の世代が65歳に達したために、高齢化率も25.1%になりました。また、2035年(令和17年)には高齢化率が33.4%と推計され、3人に1人が高齢者であります。
次に、高齢者の人口と現役世代の比率ですが、1950年(昭和25年)、高齢者1人に対して12.1人の現役世代で担っておりました。ところが、2015年(平成27年)、今から9年前は、現役世代が2.3人。2060年(令和42年)、何と高齢者1人に対して現役世代が1.3人で支えることになると言われております。この現状を踏まえて、当市の持続可能な社会を築くためにも、超高齢社会対策が必要不可欠であります。
まずは、高齢者の健康づくりと題しまして、当市の高齢化率及び要支援・要介護認定者数の現状と、将来推計についてお聞かせください。
次からの質問は、質問席から行います。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
今の答弁で、当市も超高齢化社会に突入しているということがよく分かりました。
さて、冒頭に、国の推計で2060年には、高齢者を支える現役世代が1.3人と申しましたが、当市の龍ケ崎市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画の11ページ。こちらの総人口及び年齢階層別人口の推移と推計から、令和5年の生産年齢人口、すなわち現役世代は4万4,842人とあります。
先ほどの答弁で、高齢者が2万3,255人で発表されましたので、割り算しますと約1.93人で、おおよそ現役世代2人で支えることになっております。令和22年(2040年)ではどうなるんでしょうか。現役世代は3万3,671人で、老人人口、高齢者は2万6,091人ですから、1.29人で支えることになります。すなわち、日本全体の数値より20年も前に老人人口を支える現役世代の数値が導き出されました。
また、令和5年9月末の認定率は13.5%です。令和22年(2040年)の認定率が19.1%と推定されるという答弁でございました。17年間で何と1,827人も増えているという推計でございます。大変驚くばかりでございます。
この現状と将来を踏まえて、次の質問に移ります。
健康な状態から要支援・要介護状態になる原因をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
なるほど、要支援の第一番の原因は関節疾患、次に高齢による衰弱でございますか。要介護者では認知症に続いて脳出血や脳梗塞が原因だとお話しいただきました。要支援になる前の予防が大切と思われます。
そこで質問に移ります。
高齢者の介護予防・健康づくりを後押しするための取組をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
まいん健康サポートセンターの利活用が年々増えているとのことですが、582人の利用者の登録者では、私から見るとちょっと寂しいような気がします。今年度から新たにスポーツ医や科学の知識と技術を持つスペシャリストの講座が組まれるということで、大いに私から期待申し上げます。頑張って会員増強を図っていただきたいと思っています。
また、龍ケ崎市シルバーリハビリ体操指導士会のいきいきヘルス体操等による体力強化は、すばらしい支援施策と思われます。これからも頑張っていただきたいと心からエールをいたします。
続いて、健康寿命の延伸についての質問に当たり、当市の男女別平均寿命と健康寿命の差の国・県との比較をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
この件に関して、国との比較で、平均自立期間の男性は同レベル。ただし、女性に関しては1.1年短いというご答弁でありました。女性に関してはしっかりと原因を追求していただきたいと思います。
次の質問に移ります。
人生100年を見据えた健康寿命を延ばすための健康診査の取組をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
ありがとうございました。
健康寿命を延ばすには、何はともあれ、健康診断による予防が大切と思います。健診もきめ細かく各層にわたってのアクションプランができております。取組の周知方法等の工夫により、令和4年より令和5年での伸び代が高いとの答弁でありました。これからもしっかりと頑張っていただきたいと思っています。
高齢者の健康づくり対策が功を奏して、男性に限っては国レベルに達したことは喜ばしい限りでございます。これからの時代背景が民学官連携の時代に入っております。そういう中で、高齢者の身体的健康対策として、長寿会と流通経済大学と行政との新たな対策は考えられないでしょうか。ご答弁よろしくお願い申し上げます。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
ただいまの答弁で、高齢者の健康づくりとして、龍ケ崎市社会福祉協議会や龍・流連携の協力の下、ペタンクや輪投げなどの楽しくできるスポーツ大会。はたまた、流通経済大学スポーツ健康科学部の協力で歩行機能、下肢筋力等の健康ポールウオーキング講座を開催されているとのお話でありました。
もう一歩、健康づくりに大学のすばらしい施設、プールやジムやグラウンド、また教室等もあります。そういう中で、長寿会、流通経済大学、行政の民学官の連携での新しい健康づくりプログラムに挑戦していただくことを市長、強く要望いたします。
さて、次に、千葉大名誉教授で心理学者の、お亡くなりになりましたけれども、多湖 輝さんの名言で、教育と教養の巧みな表現を紹介します。教育とは今日行くところがある、教養とは今日用事・用件があること。いつも高齢者が好奇心を持ち外出することがぼけないための頭の使い方の表現であります。そこで、高齢者の社会参画や地域貢献の推進にどう取り組んでいるのかをお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
どうもありがとうございました。
高齢者の方々のボランティア活動による生きがいややりがいのある取組の話や、シルバー人材センターを通しての地域社会の貢献等のお話を聞かせていただきました。日頃の活動支援、本当にありがとうございます。もっともっと高齢者の躍動を目指して、次の質問に移ります。
高齢者が歩きたくなるまちづくりについての質問ですが、まずは当市の乗用車の普及率の推移、1970年、1995年、2013年、2022年の世帯当たりと1人当たりの乗用車普及率をお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
ただいまの答弁で、1970年のデータがないということで、非常に残念だと思います。
私は、日本のモータリゼーションが本格的になったのは、1964年、東京オリンピックからと思われます。車と人の関わり方と社会の偏向が始まりました。答弁内容の1987年から1996年の間に1世帯当たりの保有台数が1.34台から1.43台と、大きく伸びております。また2013年、1.66台で、2020年には1.61台と多少下がっています。ただいまいただいたデータでは、人口減少でありながら、世帯数も乗用車数も伸びております。当市の四極構造の中で龍ヶ岡地区が断トツで、若者世代の定住・移住がなされているからだと思います。
そこで、次の質問に移ります。
高齢者の歩くを支援する取組についてお聞かせください。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
てくてくロード、いい試みです。郷土歴史や自然と触れ合い、田んぼの探訪です。先ほども申し上げましたが、教育、教養の理にかなっていると思っております。
本日、後藤光秀君のほうから市民農園の話もありました。これからの社会の中でオーガニックな野菜や果物が、健康にいい形で、そういう中で休耕地などがあればそこで畑を耕し、オーガニックな野菜を作ることで、なお一層高齢者のほうの気力・体力に貢献できるんではないかと、そのように思っております。
そういう中で、龍ケ崎市観光マイレージ事業も、歩くことに大切さばかりか、付加価値を得ることができる喜びは、すばらしい試みだと思っております。登録者も増えていることでありますので、より一層の頑張りを心からお願い申し上げます。
次の質問に入る前に、人と車と町並みはいつ頃から変わってきたのでしょうか。商業界を顧みると、大規模小売店舗法が1974年に施行されました。内容は、消費者の利益の保護に配慮しつつ、大規模小売店舗の事業活動を調整することにより、その周辺の中小小売業者の事業活動の機会を適正に保護し、小売業の正常な発展を図ることを目的とした法律でありましたが、アメリカから日本市場の開放を迫られ、1991年に大店法が改正され、1998年に大規模小売店舗立地法が成立すると同時に中心市街地活性化法と都市計画法が一部改正され、まちづくり三法が生まれました。しかし、量販店や広域商圏をターゲットとした超大型店の出店により、消費者は生活者と呼ばれ、買物客の多くはメインストリートを離れ、大型商業施設や量販店に行くようになりました。
その結果、当市におきましては、メインストリートにありました銀行や洋品店や呉服店、飲食店がほとんどなくなりました。商店街はシャッター通りになりました。今その結果として、超高齢化社会と車の関わり方の展望を考え、当市はAIオンデマンド交通なる新交通システムの導入を図っております。
そこで、龍ケ崎市未来創造ビジョンfor2030に掲げられております一つ目、まちの元気を生み出す産業と交流のあるまちづくり。二つ目、共に支え合い、誰もが健康に暮らせるまちづくりの施策の体系を基に、萩原市長、まちなかウォーカブル推進事業を活用して、撞舞通りやまちなかにある歴史と文化資源を結び、歩きたくなるまちづくりが進められることをお願いしながらご質問します。よろしくお願い申し上げます。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
(大竹昇議員)
しっかりと、これから旧商店街も、また地域おこしをやっていくというタイムスケジュールもあるというお話をいただきましてありがとうございます。
私は、今回の質問で望むところは、例えば撞舞通りは、昭和30年代にはおおよそ30店舗あったんですよね。そして今は空き地や空き家、空き店舗が多い通りでありますが、このロケーションのすばらしいところは、キーステーションになり得る般若院、これがあります。そして、ほぼ500年を誇るシダレザクラや、また根町という町内には愛宕神社や道祖神、地域の皆さんがしっかりと支援をしております。はたまた、八坂祭礼のときには、最終日に撞舞行事があります。このような中で、非常に歴史と文化がある町であります。なおかつ小・中・高、そして大学もある文教地区であります。
そういう中で、撞舞通り活性化委員会も2年前に発足して、各学校と連携しながら、高齢者の経験を若者のアイディアと有識者の知恵で、リフューズ・リデュース・リユース・リサイクルの4Rを念頭にまちづくりができないかと。また龍ケ崎にはいろいろと有識者がおるし、また手に職のある人もいるので、そういうことを活用しながら、職人館ゾーンをつくることができないかとか、そのような勉強会も開いております。そういう中で、なお一層市長のほうもウォーカブル推進事業に目を向けていただくことお願いします。
はたまた、その商店街ですが、米町という地区は薬師堂があります。恐らく名前も米町は薬師堂ができたときからそう命名されたんではないかと思われますけれども、中央の上町には八坂神社、下町には観音様、そして砂町には医の薬師堂、医王院があります。神社仏閣がありますので、安心・安全で、歩きたくなる散策路をつくっていただきたいと思います。また空き店舗に休憩所などを設けてもらって、なおかつ龍ケ崎の風景、風情、風流、風習、風俗の五つの風を吹かしていただけるようなまちなか再生に思考を凝らせば、観光スポットになり得ると思います。インバウンド観光も期待できると思います。
先ほど、萩原市長から力強いご答弁をいただきました。ウォーカブル推進事業、この目標は端的に申しますと、一つは四季を通して快適に歩ける空間の創出によるまちの回遊性向上と、それから魅力ある滞留時間、交流拠点の創出。そして官民一体となったにぎわいのある歩行者空間の創出と目標が掲げられております。ぜひとも萩原市長、市民と、そして商工会と有識者と行政と、場合によってはコンサルタントを交えて、当市の歩きたくなるまちをつくっていただくことを切にお願い要望しまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。
※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。
【令和6年 第2回6月定例会】