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(大竹昇議員)

 皆さん、おはようございます。

 今年も師走になりました。本年最後の一般質問です。今年9月の定例議会で、持続可能な財政構造の構築を目指してと称して、龍ケ崎市財政運営の基本指針等に関する条例が可決されました。また、11月15日付けで全員協議会資料として、龍ケ崎市公共施設再編成の基本方針、すなわち「次世代へ適切な形で公共施設を引き継ぐために」の説明がありました。

 中山市長は、龍ケ崎市第三次財政健全化プランで、平成13年度以降、行政改革に取り組み、財政削減効果を上げているが、平成20年秋以降、世界同時不況の影響が加わり、このまま何らかの対策を講じなければ数年後の龍ケ崎市の財政は早晩、早期健全化段階入りが危惧される深刻な状況に陥ることなる。だから、中長期的な視点から公共をみんなで担おうという新たな公共の理念のもと、公共の仕組みの転換に取り組みますと述べられております。

 平成23年12月定例会で、最上位計画、ふるさと龍ケ崎戦略プランが可決され、その中で自治基本条例の制定がうたわれています。当然ながら新しい公共の構築に向けて、市民と行政がともに考え、実践する協働のまちづくりを進めていく必要があるともうたわれています。

 それでは、この新しい公共の理念の必然性たるものはどこから来ているのでしょうか。市民の皆さんは、そこが知りたいと思いますので、私から述べさせていただきます。

 国であっても、市であっても、財政危機が主な要因なのです。新しい公共は自民党政権から表明されているのですが、民主党政権のもと、鳩山首相が2009年10月26日の所信表明演説で「私が目指したいのは、人と人が支え合い、役に立ち合う新しい公共の概念です」とおっしゃっていますが、端的に申しまして、リーマンショックなど、経済情勢の変化や円高の影響で企業利益が低下し、私たち家族の家計収入もその影響があって、結果的に行政の税収の見込み違いが生じて、公共経営を悪化させてきたのです。一方、行政の非効率な事業の継続や公共財と公共サービスの行き過ぎで、税収入では賄い切れない肥満体質をもてあまし始めていると言えることでしょう。

 その結果、新しい公共に対応すべく、新しいルールづくりが必要になってくるのです。例えば、必要な新しい市民ニーズは新しい公共を見据えたキーワードを探すことであり、それは少子高齢化、無縁社会、消えた年金、就職氷河期のようなテーマであり、視点を変えてソフト的に言えば、自転車の似合うまち、田園風景の似合うまち等々、地域それぞれの新しいニーズを市民と企業と行政が考え、それを実現するための費用を最低限回収しながら進める必要が生まれるのであります。

 そこで、必要費用の取得方法は物の売買と同様、値段に応じて支払われる対価として回収する方法、もう一つは、税金と寄附による、すなわち対価と関係なく回収する方法、この二つしかないと思っています。言いかえれば、納得できなくても強制的に徴収される税金、納得して自発的に行う寄附、強制的な寄附を税といい、自発的な税は寄附と呼ばれると思われます。この二つの方法(対価か否か)と3種類(対価、税、寄附)の費用取得方式は入り交ることになります。この入り交った必要費用の取得方法が私は新しい公共と呼ぶことができると思います。

 今までの公共とは決別して、新しい公共を市民が主体的に考えて構築するということになります。なぜなら、みんなで担おうとする公共の内容は行政が決めることではなく、市民が決めることだからです。市民が必要とする公共を市民の大多数が納得してこそ、効果の発揮できるシステムですから、行政の考える公共から市民の考える公共に変えるということと私は思っております。

 市民が納得しているからこそ、協働、3助の言葉が意味を持つものです。市民の力は組織としてNPOに代表されることも事実でありますが、NPOだけで公共サービスの質が確保できるものではありません。その多くは、市民の自治組織が主体になります。この市民自治組織と行政のかかわりが眼目なのです。

 以上、私なりの新しい公共を述べさせていただき、これからの公共は生活者、すなわち市民の多様なる価値観と複雑化、私たちの商業用語で申すならば、十人十色の時代から一人十色、そして十人一色の時代と言われております。だから、これからの公共は多くの市民と地域と世代間や将来性等々の集合の和とも申しますか、または最大公約数的な考え方で絞り込まなければならないものと思っております。

  それでは、通告に従いまして、一般質問に入らせていただきます。

 公共施設再編成の基本方針とこれからの公共の姿のあり方の関連の中で、最上位計画に基づく新しい公共の理念をお聞かせください。

 次からは質問席にて質問させていただきます。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございました。

 副市長のほうから新しい公共に対して、私の考え方と認識がほぼ一緒とお話はいただきましたけれども、今までの公共のあり方が、これほどの財政難をもたらしているというふうに私自身は思っているわけでございます。そういう中で、新しい公共を本来の意味で創生していくのには、新しい登場人物と場所が必要になってくるのではないかと思っております。

 先ほども副市長のほうからもいただきましたけれども、NPOという形をとったり、また、私から申させていただければ、新しい、古い、そして懐かしいコミュニケーション、向こう三軒両隣というお話も我々の生活の中でありましたけれども、そういう形をとったり、公共法人、それから、社会的企業、コミュニティビジネス、セルフヘルプグループやケアラー等々と呼ばれるようなたくさんの市民からの福祉に対してのグループもできております。

 そういう中で、龍ケ崎市としましてどのような手段、方法で新しい公共に転換していくのか、その辺のことをお聞かせ願いたいと思っております。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございます。

 また、私が冒頭に述べたように、新しい公共は行政が責任を持って果たしていた公共業務を市民と企業に参加願って本気になって考え直す、市民主体の必要ニーズに対応する行政組織機能のありさまを問われていると私は思っております。

 したがって、当然組織の合理化や総人件費の削減も再検討されると思いますが、いかがでしょうか。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 しっかりと組織の合理化、それから、人件費削減等々を考えていただきながら、市民とともに新しい公共を構築していってほしいと思っております。

 続きまして、公共施設の更新に伴い、広域施設も検討対象にすべきではないかと私は思っていますけれども、この龍ケ崎市公共施設再編成の中におきましては、公共施設に関しては述べられておりませんので、その辺のことをお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございました。

 ちょっと残念なんですけれども、この公共施設再編成の基本方針を読ませていただきまして、時系列的に見た更新費用及び財政不足額表にある公共施設の2012年から2021年、この10年間の大規模改修と建てかえにかかる諸費用額が14億9,000万とあります。2015年には、「くりーんプラザ・龍」の長寿命化改修に入るべき行動計画が進められておるのです。金額も暫定的ですが、56億円ほどかかるという見込みが言われております。当市の分担金はいかなるものになるのか、その辺も教えていただきたいのと、「くりーんプラザ・龍」の長寿命化改修事業費は、公共施設更新に関連してかなり影響が多いと私は思われます。公共施設更新費用は4割から5割カットが不可避と述べられております。どのくらいの影響があるのかを説明していただきたいと思います。この問題を吟味しなくては、公共施設の議論はできないと私は思っているので、その辺をお聞かせ願えたいと思っております。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 いやいや、先ほどの質問の中で、広域のほうの話の中で当然ながら、龍ケ崎市は塵芥処理組合のほうにも毎年16億ほどの財政を投入している中で私たちの生活が守られているわけでございます。

 今回その公共施設更新という中で、当然ながら、ごみ処理場のほうに、先ほどもくりーんプラザ・龍のほうに2015年には56億円ほどもかかるだろうという見込みの情報が入っているわけです。中山市長は、そこの管理者でもあります。そういう中で、そこに投資するお金の想定等がしっかり入っていかなければ、当然ながらその今回龍ケ崎市公共施設再編成の基本方針にうたっている公共の改修並びに、そういう中で市民の皆さんがどのような形で判断していくか。市民の皆さんにどう投げかけていくか、その中でも当然財政の問題も当然入らなくてはならない。そういう中では重要な位置を占めていると、私は思っているので、そういう中でご見解を関連質問の中でお願いしますといっていることです。ただ、それだけでございます。ですから、どのような影響度を自分なりで想定しているのかということを聞きたいだけの話なんです。関連質問で何かおかしいことがありますか。

 〔「議事運営は議長だよ」と呼ぶ者あり〕

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

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(大竹昇議員)

 しっかりと広域のほうの問題も財政的に想定して、そして、その情報をお伝え願えなければならないと私は思っているので、これからもよろしくお願いします。

 そういう中で、今回40年サイドの長期プランでの計画がなされていますけれども、何ゆえに40年であるのか、その辺のことをお聞かせ願えれば幸いだと思います。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございました。

 自治総合センターのソフトが40年間という、そういうお話をお伺いしましたですけれども、この先の質問にも入っていきますけれども、市民のお力をかりていくというならば、余りにもその40年間というのは長いし、お話の中で公共施設という形を例えばそのまま継続する、いや、場合によってはスクラップにする等々を考えていく中では、判断基準としてなかなか難しいところがあると思いますので、私からご要望いたしますと、この40年間のこの資料は資料として、当然ながら読み込ませていただくし、市民の皆さんも読んでいただきたいと思いますけれども、20年間のプランというものも一つ、推計として考えていただくならば、もう少し公共施設の再編成に伴うところの身近な考え方が生まれてくると私は思うので、その辺をご要望申し上げたいと思います。

 続いて、40年間の人・もの・金の長期財政収支計画をお聞かせ願えれば幸いでございます。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございます。

 5年ごという話がなされたもんですけれども、具体的に公共施設が、いつの時点から、どのような形で削減されていくのか、その辺のところをお話し願えれば幸いだと思います。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございます。

 私としては、公共施設がそういう面で再編成の中でも削減されていく形の中と、その人件費のバランス等々のお話もお伺いしていきたいと思っていたんですけれども、第5番目の質問に移させていただきます。

 公共施設が再編成の中で当然削減されていくわけでございますので、職員の業務はどのような組織に配属され、どのような公共に携わるのか。また、人は行政職員のみでは十分に賄えず、賄えないから問題を発生していると私は思っております。民間の知恵やNPO等々の機能を十分に組み入れる人材構成の形成が必要であると思っております。だから、ものについても公共施設の妥当な、最適なあり方をコスト削減を含めて検討することを求められていると思われます。この分野でも、民間の知恵や情報が大切となります。

 先ほども申しましたが、財政逼迫している今の龍ケ崎に、当然ながら真剣に民間参画の新しい形が必要と思われております。ご答弁の中でも、これからどんどん民間の力をかりていきますとお話がありますので、民間人・有識者参画の推進体制はいつから始まるのか、その辺のことをしっかりとお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 このことは本当に大変重要なことでございますので、今まで従来の審議会などでは話が進まないと私は思います。実践的な、実務的な検討組織の創設が必要と思っております。人材の選出自体も、単に有識者、関係団体、民間人というような方式では、意義のある組織ができないと思いますので、ぜひ市長の改革の熱意を形にできる人材の輩出を切に願う次第でございます。

 この創出に当たっては、住民自治組織の力も大きく影響すると思っています。この人材枠にも必然的に参加が望まれるわけでございます。旧来の組織の理念や自治のあり方、社会的な認識の豊富なバランス感覚の高い人材をすべての領域から探し出して、しっかりとした推進体制をつくっていただけることを強く要望して、次なる質問に変えさせていただきます。

 2番目の質問は、統計業務を企画課に移してはいかがでしょうかという質問でございます。

 人口推計の問題ですが、そもそもの話から申しますと、戦略プランでは将来目標人口を8万3,000人として、実際の各種推計企画、検討等々では、必ずしもその数値を前提にしているとは思いません。少子高齢化にあって現実の2035年までの現実的な人口推計の値と同時に従属人口についても、その動向から何が読み取られているのかをお聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ちょっと待ってください。その従属人口が非常にどんどん大きく膨らんでいくわけでございます。そういう中で人口対策でございますけれども、子どもたちの増加は、当然親御さんたちの定住に定義されます。そして一方、就職環境に目を向ければ、子どもの増加に関係なく人口増加が図れる可能性があります。近隣地域を含めた就職のための居住域として、龍ケ崎市が優位な定住環境として脚光を浴びる方策も検討されるとは思いますが、そういう中で人口等々を将来を見ながら、また、龍ケ崎のロケーションを考えながら人口増対策という形でどのように考えているか、お聞かせ願えれば幸いです。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 ありがとうございます。

 私から申すならば、先ほども高齢者が増えていくという形の人口の推計がなされているわけです。そういう中で人口増対策の中にも少し考えていただきたいと思うのは、高齢者の持つ経済的なポテンシャル、そして、高齢者の体力的な弱者の側面を若い人たちとシェアするプラン等々も検討してもらえないだろうかと思います。また、その龍ケ崎市の自然環境も含めた定住環境を積極的にアピールすることも重要だと私は思っております。そういう中で、高齢化を逆に考えたテーマで人口増を考えていただきたいと思っております。

 先ほど従属人口の話、そのような中では龍ケ崎の人口が現在7万9,570人と言われていますけれども、これも外国人の登録が7月になされて、そういう形で人口的な形では増えております。そういう中では、高度人材を得るべく、そのプランも必要ではないかと私自身は思いますもので、人口増対策につきましては、その辺のところを考えていただきたいと思っております。

 最後の質問に移らせていただきます。そういう中で、統計が非常に重要な役割をしめます。統計業務を企画課に移してはいかがなもんですかというご質問にさせていただきます。

 企画課の立場で考えれば、基本中の基本と思いますけれども、人口統計や各種の統計数値が基本になると思いますが、商工振興の立場も当然ながら同じ趣旨で考えれば必要部門とは思いますが、行政全体の情報活用度から考えれば、その所管がどちらにあるべきかと考えれば、自明かと思っております。視点を変えてみますと、現状で統計業務の活用度はどのような状況ですか。それから、その具体的な統計数値の参考資料として、使用度がどの程度あるのか、その辺のところをお聞かせ願えれば、当然ながら統計業務を企画課のほうに移すということになるんではないかと思いますけれども、その辺のことをお聞かせ願いたいと思います。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

(大竹昇議員)

 統計自体が、人間で言えばすべての骨格、それから、性格等々を示しているデータでありますもんで、私から強くやはり企画のほうに移していただきまして、これからの広域都市間競争の中での戦略、そういう中では統計の使い方、統計の考え方、そういう等々の必要性が迫られていると思いますので、ぜひとも日々日々に生活の動きから、人口の動きから、産業の動きから、そういう中でしっかりした企画を立てるためにも移していただきたいと願っている次第でございます。

 以上をもちまして、私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。

※答弁割愛 詳細は市議会公式サイトに掲載されています。

【平成24年 第4回 12月定例会】

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