市政報告No.12 令和4年7月吉日
とか・いなか構想(都市+田舎)
「デジタル田園都市国家構想」と高齢化の現状をどう捉えるか
龍ケ崎市議会議員 大竹昇
市民のみなさんへ
市民のみなさん、当市は、東京都心から約45 qの位置にあり、常磐線最速44分、当市の面積 79.75 ?のうち農地42.45%、山林8.1% であり、 大地のほぼ半分が水と緑の田園都市と呼ぶにふさ わしい地域であります。昨年、岸田内閣でスタート した「デジタル田園都市国家構想」は、デジタラ イゼーション(アナログをデジタル化することで利 便性を生み出すこと)で、経済/ 生活/ 幸福のポ ジティブサイクルを回す一連の政策のことです。
わたくしのまちづくり構想は、自然と人の共生を テーマに、とか・いなか(都会+ 田舎)構想を打 ち出し、そのキーワードを「1健康志向、2環境 志向、3教育志向」としました。3つのキーワー ドで現状を分析し、時流にあるファスト・タウンを ほどよく残し、ゆったりとした自然環境、豊かな地 力・知力の中にデジタルの技術を活かしたスロー タウンとの調和のとれたまちづくりにしなければな りません。なぜなら、確かに大都市は便利だが生 活に満足しているわけではないと思われる。地方 で楽しく幸せに暮らせればそれに越したことはない という幸福感の必要性もある。
私の議会活動は、とか・いなか構想を掲げ、当 市の人口減少並びに超高齢社会の時代背景のもと、 市財政に及ぼすものの一つに個人市民税がありま す。だから、「龍ケ崎市らしい地方創生による働き 盛り層の創出」を最重要課題と認識し、駅周辺の スマートシティ化・スマート農業・プラチナタウン 構想、そしてカーボンニュートラル(2050 年ゼロ カーボンシティ)を始め、持続可能な龍ケ崎市の 構築を提案してきました。 令和4年3月第1回定例会にて、龍ケ崎市が「デ ジタル田園都市国家構想」のモデル地区になるた めのアプローチについて。6月の第2回定例会では、 デジタル田園都市国家構想の実現に向けて、地方 の課題を解決するためのデジタル実装について質 問いたしました。
●大都市の仕事と豊かな暮らしを両立する デジタル田園都市国家構想の成功の鍵は
- 人の一生涯の暮らしや生きがいと、地域の新たな産業をデジタルでフル・サポート。
- そのため、国、自治体、市民、大学、産業など関係者の力を将来像へ総動員。
- 社会活動に必要な機能をまとめ、マチの見直し。
- 参加する関係者が合理的根拠に基づく政策立案し、改善の有無を検証し、取組の方向性を確認。
- 構造化されたデジタル共通基盤(インフラ、データ連携基盤、公共サービスメッシュ)の整備・浸透。
と記載されています。
●デジタル化というと難しい様に思われがちだが
どうですか、戦後、電化製品や車の普及で便利になりましたよね。デジタル化は、もっと合理的に効率よく便利に、普段生活している皆様全員が使える細かなサービスも含めて実現を目指しています。
例えば…
- 行政の申請がみんな手書きで大変だ。
いや、ネット申請で自宅からでも楽々申請! - 田や畑に肥料を撒くのが大変だ。
ドローンで米の種まきばかりか肥料もまきます。 - タクシーに1人で乗ると料金が高いなー。
相乗りできる人探しアプリ!(MaaS)
など新しい単語や横文字が多くて分かりづらいこともありますが、ドラえもんの道具のように「あったらいいな!」を実現してくれます。
●高齢化の現状をどう捉えるか
上記の図は、横軸に65 歳以上、縦軸75 歳以上で各行政区の高齢者の割合をプロットしました。龍ヶ崎市の2020 年の高齢化率は29.2%、県29.8%、国28.7%です。高齢者は、2030年までには24,000人以上、2040 年頃には25,000 人に達する見込みです。その頃には総人口の60,000 人台になる見込みですから、龍ケ崎 市 も40%は他人ごとではなくなっています。
次に令和3年10 月のデータで、茨城県44の市町村で、高齢化率の高い順位は、1 位大子町48.1%、2 位利根町47.4%、3 位河内町40.5%、7 位稲敷市38.1%、14 位取手市35.2%、29 位牛久市30.2%、龍ケ崎市も同順位。31位土浦市30.0%、44 位つくば市20.2%、当市は、東部地域の一部を除き他の南部地域、西部地域、北部地域は超高齢社会に突入しています。
高齢者層の健康維持、特に74 歳以下の高齢者、そしてそれに続く年齢の方々の健康を担保し
ながら地域をどう維持していくか。
高齢者問題は政策の大きな課題であると同時に、解決の為にはデジタル田園都市国家構想による雇用創出が待ったなしなのです。
皆様のご意見をお聞かせください。
- ● 大竹のぼる
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